日本の「アンリアレイジ」が参加、メタバースファッションウィークとは

ファッションNFT

https://bit.ly/3lyiNCE

日本のファッションブランド「アンリアレイジ」が、ファッションとテクノロジーを融合した創作で、世界の注目を集めています。今年3月24~27日に仮想空間で開かれた史上初の「メタバースファッションウィーク(Metaverse Fashion Week)」にも参加。 

アンリアレイジは、2003年の設立以来、最新の技術を積極的に取り入れ、異業種と協業しながら服作りを進めてきたブランド。パリコレではスマートフォンのフラッシュの光でカラフルな色柄が浮かび上がる素材の服などを発表し、世界のファッション好きを驚かせてきました。

「メタバース」はアバターを介して人々が交流したり、仕事をしたり、遊んだりできるインターネット上の経済圏を持った仮想空間。メタバースファッションウィークは、プラットフォーム「ディセントラランド」内で行われ、参加するブランドはアバターに服を着せてファッションショーを行ったり、ショップを開いてアイテムを販売したりします。 

ショップではパリコレで発表したばかりの新作の服のデジタルデータ(※NFT作品)を販売し、実物の服も予約販売。

参加ブランドは、ドルチェ&ガッバーナ、エトロ、トミー・ヒルフィガーなど60あまり。参加者はショーを見たり、ショップでアイテムを購入して、自分の分身であるアバターに着せることが可能。

ディセントラランドのサイトに登録すれば誰でも参加でき、ショーのほかに、パーティーやトークイベントなども企画されています。参加者は街を散策したり、買い物したりでき、コミュニケーションも楽しめます。

NFTのマーケットは、アニメやゲームに近いものが人気で、投資で利益を得る目的で購入する人も多いです。メタバース内でのファッションイベントは、よりファッションが好きな人が入ってきやすい。パリコレで発表したものを、リアルの服とデジタルの服両方で打ち出していくことに可能性を感じます。

現実の世界では、服を通して会話が広がるなど、ファッションはコミュニケーションの手段となっています。今、コミュニケーションの場がリアルからデジタルに急速にシフトしています。デジタルの世界でもファッションはコミュニケーションツールになり得ると考えます。メタバース内でも自然発生的にアバターが着る服の流行が生まれています。

今回メタバースで展開する新作「PLANET」は、3月上旬にパリコレで発表したばかり。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と協業したコレクション。

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宇宙をテーマに、2030年の未来の月面を描いたコレクション。月面を再現した空間で撮影し、膨らんだ形の服には、宇宙服用の素材を用いたほか、エアコンを使わず人体を効率よく冷却する空調服も使用。

パリコレではなくて、仮想空間上のファッションウィークが最も注目を集める時代もそう遠くはないような気もしてくる。

引用:https://bit.ly/3lyiNCE

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